シングル「薔薇の日々」のカップリング曲。
(ただし、アルバム「ふたつでひとつ」に収録されたほうが早い)
工藤慎太郎さんといえば、その優しく力強い歌声を抜きには語ることが出来ない。
その歌声に乗る言葉は、言葉以上の想いを聴き手に届けてくれる。
その工藤さんの楽曲の中でも、この「Snowdrop」の張り詰めた空気感とその中に響く凛とした歌声は、聴く人の心を離さない。
実際にライブで聴いたことがあるのだが、歌声に乗る様々な想いが直に伝わってきて、本当に泣きそうになった。
メロディの繊細さ、最後の別れの瞬間を描く詩の情景はそれだけでも切ないのだが、この歌声がその全てを包み込み、切なさの中に優しさを残す。
これは工藤さんの歌声だからできる最高の名曲。
こんな楽曲を聴かせてくれた工藤さんにはありがとうの言葉しか出てこない。